子育て中の皆さん!家のインテリアには満足していますか?
私は小学校に通う娘が1人いますが、日々持って帰ってくる工作類など、増え続けるものに頭を抱えています。家でくつろぐ場所といえばリビングですが、家族全員が心地よく暮らせるように整えるのは結構大変ですよね。
ただ、工作を見えるところに飾った時の子どもの「わー!飾ってくれたの!?」という反応を見ると、やっぱり生かしてあげたいと思うもの。
そこで、今回は「子どもと楽しむインテリア」として、子どものものを飾る効果と、飾る場所のポイントについてお伝えします。
子どものものを飾る効果
何を飾るか。
子どものものって具体的に何?という所ですが、主に以下のものがあると思います。
①写真(家族写真や子どもの写真など)
②賞状やトロフィー
③工作や絵
④おもちゃ類
これらの特徴は、とにかくカラフルであること。
子育て世代の30代〜40代にとっては北欧インテリアやナチュラルインテリア、モダン、インダストリアル、、、など、少し落ち着いたインテリアを好む方が多いため、子どものものがカラフルすぎておしゃれなインテリアを諦めているという方も多いのではないのでしょうか。
インスタを見ていると、大人の好みを優先して子どものおもちゃを全てくすみカラーで揃えている方などもいらっしゃいます。ただ、子どもの色彩感覚を育む、という観点でみると、全て大人の好みで色を選ぶのではなく、子どもらしい鮮やかなカラーに触れさせることも大事だと私は考えています。
以前、大学の卒論で、小学生の色覚について数百人テストをしたのですが、結果学年ごとに色の認知が異なることがわかりました。色彩感覚を養うことで、感性が豊かになったり、五感が発達したりと、さまざまなメリットがあるため、こうしたカラフルなものも敬遠するのではなく上手く取り入れていくといいのではないかと思います。
子どもの自己肯定感UP
子どもの絵や写真を飾ることが、子どもの自己肯定感をアップさせるという研究なども各種なされています。
「ほめ写プロジェクト」が4〜12歳までの子どもを持つ600組の家庭を対象に実施した実態調査によると、ふだん自宅に子どもの写真を飾る習慣のない家庭が、我が子が努力している写真(例:園・学校行事や習い事の発表会など)を自宅に飾り、写真を見ながら子どもを褒める取り組みを3週間継続。その結果、「自分自身に満足している」と回答した子どもは、実施前は65.6%であったのに対し、実施後は90.6%に上がったことがわかっている。
(引用:飾ることで自己肯定感が25%アップ。家の壁を傷つけない「子どもの作品」の飾り方)
また、家族写真を飾ることも自己肯定感アップにつながります。
カナダの心理学者で写真療法(フォトセラピー)の第一人者であるジュディ・ワイザー博士(Judy Weiser)は「家族写真を飾ることで、子どもは、自分が誰で、どこに属しているのかを認識できる」と言います。幸せそうな家族写真を目にする度に、子どもは「自分はこの家族の一員である」と実感できます。この心理的な帰属感が子どもの自己形成に重要な役割を果たすそうです。
(引用:子どもの自己肯定感を高める、意外なアイテムと深い理由。)
このような研究を見ると、子どものためにもいろいろ飾ってあげたい!と思いませんか?
飾る場所のポイント
とはいえ、やはりリビングに賞状や工作、写真などをとりあえず飾ってみるとしても、どうしてもまとまりがなく、ごちゃごちゃしがちですよね。
そこで、飾るのにおすすめの場所をご紹介します。
それは、、、死角に飾ること!!
死角とは?と思われた方は、リビングの入り口に入って、一番奥の壁を焦点に写真を撮ってみてください。
写真を撮ってみると、一番奥の壁はしっかり写真に写りますが、手前の壁などは写真に写りません。そこが死角です。死角にカラフルなものを置いても、部屋の入り口に立った時やリビングでくつろぐ時に目に入りにくいので、部屋のインテリアの邪魔にならないのです。
前に住んでいた日本の家の時、オープンの本棚を見えやすい場所に置いておいた時と、死角に移動した時の写真です。Afterの方がスッキリして見えませんか?
今の家でも、リビングの手前にある壁に子どものものを集約して飾っています。見やすい位置ですが、リビングからは目に入らないので快適です。(もう少しきれいに、、とも思いますが、しょっちゅう入れ替わるので、マステでペタペタ)
代わりに、リビングの対角線上の位置には、フォーカルポイントとして見せ場を作るのがおすすめです。フォーカルポイントとは、視線が集まる見せ場のこと。リビングに入った時にそこに目がいくので、周囲がごちゃごちゃしていても気にならなくなります。
こんなイメージで、正面に絵を飾るなども効果的です!
飾る場所を決めて、まずは自由に飾ってみる。
飾る場所について、イメージが湧いてきましたでしょうか。
部屋中の至る所に子どものものを飾っている方も、インテリアの邪魔になるから、、と飾らずにいた方も、子どものものを飾るスペースを探して作っていただくと、家族みんなが心地いいスペースになるかもしれません。
ぜひ、試してみてくださいね!