2026年5月5日にオープンしたばかりのFlower Flow。ソノトリニティグループが運営するブランドフラッグシップカフェです。インスタグラムで見かけて、気になって行ってきました。
企業の新社屋の2階と情報を見ていったのですが、見えるのは1階のかわいらしい猫ちゃんのエリアのみ……(保護猫の施設でした)ぐるぐる回って諦めかけたところ、オフィスの入口の右奥にエスカレーターを見つけ、ようやく入口を見つけました。
その入口までの距離にもびっくり。グリーンで囲まれた空間と入口のゲートが、まるで森の中に迷い込んだような、そんな世界観でした。
植物が「壁」になる空間設計
最初に気づいたのは、ゾーニングの方法でした。
おしゃべりしている人と、パソコンに向かっている人が同じフロアに共存している。でも、不思議と互いが気にならない。よくよくみると、全てが植物で区切られていました。
背の異なるグリーンがゆるやかに空間を分けている。完全に遮断するのではなく、視線の抜けを残しながら、用途の違うエリアをやわらかく区切っている。

テーブルもカフェテーブル、ソファ席、コンセント付きの長テーブルと、用途に合わせてさまざまなテーブルが共存。自然と用途に合わせてテーブルを選ぶことができるのは面白いな、と思いながら店内をぐるぐる回ってみました。
「The Book Nook」という小さな別世界
空間の一角には、本棚のエリアがありました。
洋書を中心にキュレーションされた本が並んでいて、本の内容はインテリア、建築、アートなど。
天井に鏡が貼られていて、棚が上方向にも映る仕掛けになっているのも、奥行きを感じさせる設計でいいなと思いました。


企業空間が、ブランドになる時代
Flower Flowは、カフェとして作られた空間ではなく、もともとはソノトリニティグループの社員向け休憩・コミュニティスペースとして企画された空間を、一般にも開放しているという形だそうです。約300席規模の空間には、平日は社員の方々も利用していて、自然と一般客と混ざり合っている雰囲気でした。
企業の内側に、訪問者が招かれている。そういう空間の作り方が、ここでは自然に機能していました。
このFlower Flowについては、カフェの中に事業の展示スペースもありました。飛行機の模型やスタンプ、展示など。カフェを回りながら、自然とその展示スペースにも足を踏み入れていましたが、こうした企業の見せ方は面白い。この「内側に招く」という設計思想は、空間ブランディングの1つとして素敵だと思いました。

ぐるぐると回遊しながら
フロアは、一望できる広い空間ではなく、ゆるやかにカーブし、植物と本棚に誘われながら回遊する動線になっていました。次はどんな席があるんだろう、どんなアートが飾られているの?外の景色は?とキョロキョロしながら歩きたくなる空間。写真を撮りながら回っている人々もいました。



最後、気になってグリーンに近づいてみたらフェイクグリーン。でも、それが気にならないくらい、世界観が素敵で、インテリアの設計においても参考になるものばかりでした。

金浦空港から空港鉄道で1駅のエリアなので、ぜひ立ち寄って欲しい空間です。

